放射線研究センター長からのあいさつ

放射線研究センター長 奥田修一 

 地域連携研究機構の放射線研究センターは、それまでの産学官連携機構先端科学イノベーションセンターの活動を引き継ぎ、平成23年4月に発足しました。

 地域連携部門の教員が、日本で有数の規模の放射線施設やクリーンルーム施設をはじめとして、共同で利用するための多くの設備や機器を管理運営しています。またこれらの研究施設を利用して、放射線及び量子線分野の教育研究を行っています。長年にわたり蓄積された高度な技術で、施設を学内外の利用に供すると共に、放射線照射事業や産学官の共同研究を行いながら地域産業の振興に貢献し、科学技術の知識普及活動も積極的に行っています。このようなユニークな活動が、組織の変遷を超えて受け継がれてきました。

 放射線研究センターは、専門分野を異にする研究者の連携による学際研究に取り組みながら、学内外に風が吹き抜ける窓のような役割を担っています。科学技術分野における教育研究を通して、地域貢献、社会貢献に努めます。

 このような活動を着実に進めるため、学内外の皆様のさらなるご支援、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

放射線研究センター長
奥田 修一

センターの概要

 放射線研究センターは、放射線施設等の管理運営及び放射線、量子線を活用した教育研究を行うとともに、その成果を社会に還元することを目的とします。

放射線研究センターは、研究機関としては西日本で最大規模の放射線施設を所有しております。この施設は府立放射線中央研究所以来50年の歴史があり、学内外の研究機関の他広く民間企業からの利用があります。大規模放射線施設による放射線照射、非破壊検査、機器測定などを行っております。